“CF Link”はLAN Brdigeシリーズの拡張バスです
CF Linkはコマンドフュージョンの中でもLAN Bridge、CF Mini、DIN-MOD4、CF IR Blaster同士を拡張(連結)するためのインターフェイスです。
「拡張バス」と聞けば、なんだか難しい設定が必要に感じますが、
その設定は実に直観的にできるように設計されています。
CommandFusionメーカーサイト
初めての人には少し難しいかも知れませんが、やってみると意外と簡単なのが分かります。
まずはCF MiniやDIN-MOD4の説明から
CF Linkの説明に入る前に、コマンドフュージョンのベーシックな部分を説明させて頂きます。実質的な役割を担うのがCF Mini及びDIN-MOD4です。
CF Miniの概要
CF MiniはIO(接点感知) x 4 , リレー x 4 , IR x 8ポート持ちます。
DIN-MOD4の概要
4つのカートリッジ挿入のためのスロットを持ち、各カートリッジを用途に合わせて装着します。
CF MiniやDIN-MOD4をLANに接続するのがLAN Bridge
当然ですが、iPhone/iPadでCF MiniやDIN-MOD4を制御する場合、これらをLANに接続しなければなりません。
どのようにしてLANに接続するのか説明致します。
なんとCF MiniやDIN-MOD4にはLANの接続ポートが無い!
CF MiniやDIN-MOD4が実質的なメインのコントローラーなのですが、写真からいずれもLANの差込口がないことに気づきましたでしょうか?
LAN Bridgeが実質のLANの差込ポートとなります
LAN BridgeがCF Linkを介してCF MiniやDIN-MOD4をLANに接続します。
メインサイトでは、簡素化するためにまとめて「コマンドフュージョン」と表現しています。
CF MiniやDIN-MOD4にはLANが無い理由
私自身正直、「なんで最初からCF MiniにLANの差込口をつけないんだ?」と疑問に思いました。
↓CF Miniの取付図(実際の現場)
CF MiniにLANポートが無い為、わざわざCF Linkケーブルの処理をしてLAN Bridgeと固定しなければなりません。現場では面倒です。
コマンドフュージョンは「CF Linkで拡張することを前提」に設計されているからです
CF Linkはシリーズ同士230台も接続することができます。これによって自由度の高いオートメーションシステムが導入できるのです。
下の写真はコマンドフュージョン社のテストルーム。DIN-MOD4が48台接続。全てMOD-LRY8が接続されいているため、8 x 4 x 48 = 1,536系統のリレーを制御できる様子が体験できました。。
CF Linkの「拡張」という特性は、ケーブルを一か所に集めなくていい、という考えにも置き換えることができます。
(下の図ではLAN Bridgeは割愛)
まさにユニバースの拡張性
余談ですが、「CF Link用の配線ができない」「230台を超えてしまった!」という場合、LAN Bridgeを使って拡張できます。
まさに無限の可能性があるといっていいでしょう。